適応障害になりやすい人となりにくい人|誘発されやすい病とは

ストレスがもたらす影響

レディ

症状と原因

適応障害とは、ある特定の出来事や状況などが、いち個人にとってとても辛く耐え難いものに感じ、それによるストレスから自傷行為や無謀な運動、器物の破壊などを繰り返してしまう障害です。日常生活において、友人や同僚との人間関係や、仕事でのミス、病気やけが、家族の問題など、人間には日々様々なストレスが降りかかります。その場合、そのストレスを回避しようと問題を解決するために行動したり、ストレスが溜まった場合もそれを適度に発散する術を持っています。しかし、適応障害の患者は、このような社会生活のストレスへの反応が過敏で、自分の中で上手く処理出来なくなってしまっている状態にあり、そうしたことの繰り返しによって様々な症状が現れてしまいます。適応障害の症状は上記の他にも、うつ病に似た倦怠感や喪失感、不安感、恐怖感などを感じることもあり、身体的症状としては、頭痛や吐き気や腹痛、胃痛などが見られる場合もあります。適応障害の症状は軽度のものから、会社や学校を休まざるを得ないほどに重度の場合もあり、個人によって様々です。家族や身近な人が適応障害であると診断された場合には、決して焦らず、適切な接し方をすることが大切です。

接し方と治療法

では、適応障害の患者へはどのように接すれば良いのでしょうか。ここでポイントとなるのは、決して患者を心の弱い人間であると捉えないことです。適応障害になってしまう人の特徴で、真面目で責任感が強い人、ということがあります。そのような性格の人は、自分自身に多くの責任とプレッシャーを感じているため、ストレスを受けやすい傾向にあります。「この人は弱い人」と思わず、その人個人の本質や性格、良い所などを見てあげるように心がけることが大切です。また「頑張れ」というような励ましの言葉をかけることを避けるのもポイントです。励ましの言葉は、時に強いプレッシャーになってしまうこともあるため、推奨すべきことは、自分は相手の味方である、ということを伝える事であり、具体的には、焦らず気楽に接してね、などの言葉がけが適切と言えます。また適応障害の治療法としては、医師とのカウンセリングという精神療法が良く行われます。障害の原因となっているストレスやトラウマを聞きだし、話すことで少しづつストレスを浄化させていくことで、症状が和らいでいくことが多くありますが、症状によっては、抗うつ剤などの治療薬が処方されることもあります。治療も、決して焦らず、ゆっくりと時間をかけていくことが大切です。